こんにちは!
今日はインターネットビジネスに必要な思考について話しちゃいます。
思考、すなわちマインドってやつ。
「マインド」って言葉がなぜか苦手なんで、「思考」と言わせてもらいました。
さて、
数年前から、とある有名起業家が次のように訴え始めました。
『インターネット上での最強のマーケティング戦略とは、
返報性(へんぽうせい)を応用することだ』
返報性とは、人間の持つ心理のひとつで、
人が他人から何らかの施しを受けた場合に、
お返しをしなければならないという感情を抱く心理のことです。
おいら達があくせく活動している情報ビジネス界は、
この返報性という概念が浸透していない業界だったんです。
つい最近まで……。
テキトウな言葉を並べて煽って買わせて、
あとは知らん顔してバックレ……。
自分が稼ぐためなら手段を選ばす、
今しかないとばかりに売れ!売れ!売れぇ~っ!
情報ビジネス = 胡散臭い
こんなイメージを植えつけた原因には、
こんな背景があったんでしょう。
確かにかつては、
インターネットというずば抜けたビジネス環境を利用して、
ずる賢く儲ける輩が覇権をにぎっていました。
その覇権を争って、少ないパイの奪い合い&騙し合いですよ。
言ってみれば、
リアルビジネスの環境に比べてみても、
インターネットビジネスの環境は極めて原始的な図式だったんです。
リアルビジネスとインターネットビジネスの違いこそが、
返報性の概念の有無だと思われます。
しかし、ようやく、ここ最近になって、
インターネットビジネス界、情報ビジネス界にも、
返報性の概念が浸透し始めました。
・インフォスタイル(即金系商材専門のASP)の消滅
・詐欺商材の減少
・正統派教材の台頭
がそれを物語り、
Googleによるアルゴリズムの大幅な見直しが、
この風向きを象徴しています。
要するに、
「人のためにならない情報なんて価値はないよ」
ってこと。
情報を扱うアフィリエイターにとっても、
人のためにならないなら辞めちまいなって話。
厳しいですね~。
で、何が言いたいのかっていうと、
これからの情報ビジネスに必要なスタイルは、
いかに顧客のためになるフォローができるかってことなんだと。
そりゃね、
おいらだって稼ぎたいからこそ、
この世界に飛び込んだわけですよ。
稼げれば何でもやるって思っていましたよ。
でもね、
そんな思考じゃ、一時は稼げたとしても、
永続的には稼いでいけないってことなんです。
だって、信頼も人脈も何にも身に付いていないんだから。
もっと言えば、
稼ぎたければ、自己犠牲の気持ちを惜しむなってことですよ。
相手に親身になって接して、信頼を得なさいよって。
「今日のトマトは色が悪いから安くしとくよ」
「いつも買ってくれるから、今日はこれおまけね」
イッツ コミュニケーションっ!!
リアルビジネス商店街の昔ながらの姿ですよっ!!!
「稼げるようになりたいんじゃねぇーの?」
そう言って、
ブラックハットでも何でも、
通用するうちに利用して稼げばいいだろって考えの人もいます。
でもね、
おいらには、そういうのができないんです。
別にキレイ事言ってるわけじゃないんだけどさ、
なんか釈然としないというか、
人に胸を張れないというか、
どっか違う気がするんでしょうね……。
ま、おいらは宗教家でも慈善事業家でもないから、
無条件に誰にでも手を差し伸べようなんて気持ちはないけど、
あとでモヤモヤした自己嫌悪にさいなまれたくはないんです。
いずれにしても、
これからはインチキは淘汰されていくだろうし、
人対人のビジネスであると考えれば、
お客さんとは末永く信頼関係で結ばれるべきなんですよ。
なんか、昭和の商店街をイメージできるような、
そんな懐かしい光景がインターネットビジネス界に重なるようで、
そこで悪戦苦闘するおいらだったとしても、
ちょっと嬉しい気がする今日このごろなのでした。